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HOME > 掲載記事(鹿児島) > 2017年9月号 エリア特集「高麗町」

「人・まち・みどり みんなで創る豊かさ実感都市・かごしま」のスローガン実現に向け、個性豊かなまちづくりを進める鹿児島市は、再開発事業が目白押しだ。高麗町もまた、2020年にかけて大きく街並みがかわっていく。

偉人を多く輩出した高麗町

 

鹿児島市の中央部、甲突川の中流域の高麗橋と武之橋の南側に位置する高麗町。町名は、島津義弘が慶長の役で連れてきた朝鮮人達をこの地に住まわせたことに由来している。

 

甲突川を挟んだ北方は加治屋町で、隣接する上之園町、上荒田町と高麗町を合わせて三方限(さんぽうぎり)と呼ばれ、幕末から明治にかけての偉人を数多く輩出した地であり、1935(昭和10)年には、甲南中学校(高麗町36の32)の正門横に、江戸末期から明治初期にかけて活躍した48人を称えた「三方限出身名士顕彰碑」が建立されている。

 

碑文には西郷隆盛と大久保利通を筆頭として、歴史の教訓とするために文武名臣の旧跡を整備したと述べられている。西郷隆盛の出身は下加治屋町だが、屋敷が上之園にあった時期があり、また大久保利通についても、公園として整備されている屋敷跡は下加治屋町にあるが、生まれは高麗町だった。

 

 

鹿児島市交通局跡地の再開発の足音が聞こえる

 

鹿児島市交通局本局の施設老朽化対策や施設設備の機能見直しを図り、2015年5月に電車部門がJT鹿児島工場跡地(鹿児島市上荒田町)へ鹿児島市立病院と共に移転(バス部門は2015年10月に新栄町と浜町に分散移転)したことで生まれた鹿児島市交通局跡地。JR鹿児島中央駅から1・5キロにある高麗町43の1の電車通り側用地、敷地面積約2・45ヘクタールのこの地の再開発が注目されている。

 

鹿児島市電の歴史を振り返ると、鹿児島市交通局の前身となる民間の鹿児島電気軌道による経便鉄道として、1912(大正元)年に市街地南端の武之橋から谷山に至る6・4キロメートルで運行を開始している。その後、市内へ軌道法で路線を伸ばし、1920(大正9)年までには、ほぼ現在の路線の基礎が完成。1928(昭和3)年に鹿児島市電気局に営業が引き継がれて市営交通となっている。

 

戦後は、一旦ピークを迎えるも自動車の普及などに伴い利用客が減少し、第1次財政再建団体として指定を受けることになるが、これを機に車両や設備の改良を積極的に行ない、国内でも有数の健全経営を誇る路面電車となっている。

 

鹿児島市上荒田町37の20に移転した鹿児島市交通局の局舎3階の電車車両基地内が展望できる資料展示室には、こうした市電・市バスの歴史が分かる資料が小規模ではあるが展示されている。興味のある方は一度訪れてみてはいかがだろうか。※料金は無料。

 

 

さて、鹿児島市交通局跡地の再開発だが、現在、発表されている計画では、「ヘルスケア」ゾーン、「観光・新産業」ゾーンなどで構成される複合施設「キ・ラ・メ・キ テラス」が2020年3月のグランドオープンを予定している。

 

まちづくり全体のコンセプトは「30年後の鹿児島に向けた未来への贈り物」。今、生まれたての子が親になり、小学生は働き盛り、働き盛りはシニアの世代になる。そんな30年後の未来に向けて、都市マスタープラン、土地利用ガイドライン、鹿児島市総合戦略(素案)「つくる かなえる みがく つなぐ」と目標を共有し、世代を超えて、いきいきと生涯かがやくまちづくりを目指しているという。

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甲突川五石橋「高麗橋」

 

鹿児島市の中心を流れる甲突川の五石橋(武之橋、高麗橋、西田橋、新上橋、玉江橋)は、薩摩藩家老・調所広郷の財政改革(天保年間)の成功により、城下整備の一環として肥後(熊本県)から招かれた石工・岩永三五郎によって架橋された。

 

我が国を代表する石橋群であり、創建以来150年余の間、現役の橋として利用されてきたが、1993(平成5)年8月6日、市街地の約1万2千戸が浸水するなどの被害をもたらした集中豪雨による洪水で、五石橋のうち武之橋と新上橋が流失。 残った3橋は貴重な文化遺産として後世まで確実に残すため、河川改修に合わせて移設して保存することになった。

 

移設地については、三五郎とも縁の深い稲荷川河口の祇園之洲地区とし、鹿児島県が西田橋を移設し、石橋記念公園として整備を行い、鹿児島市が高麗橋と玉江橋を祇園之洲公園内に移設し、一体的に復元している。

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