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HOME > 2019年12月号 一戸建て特集 ─ 今、一戸建てが狙い目!?

住まいについて具体的に検討し始めたら、次に悩むのは「マンションにするか一戸建てにするか」ということだろう。福岡市は、マンション人気が高いが、マンション価格の高騰など、市場環境の変化もあり、今注目されているのが一戸建てだ。

今、一戸建てが狙い目!?

 

世帯数に占める分譲マンション戸数の割合を示す「マンション化率」。福岡市は、全国の特別区・政令指定都市の中でマンション化率が、東京23区に次いで2位(2018年)とマンション人気が高いが、今注目されているのが一戸建てだ。

 

その理由のひとつが、一戸建ての分譲価格にほとんど変動がなく、価格やスペックの絶対的な安定感があることだ。

 

新築分譲マンションは2013年以降、上昇傾向で推移していて、特に2015年から2016年にかけて建築コストの高騰により、価格が上昇した。その後も都市圏中央部では、土地価格の上昇が続き、それに伴い一般的なサラリーマンが手を出せない価格帯になり、現在、高止まりしている状況だ。

 

一方、木造の多い一戸建ては、鉄やコンクリートといった資材のコスト高騰が分譲価格に反映されやすいマンションに対し、その影響を受けにくい。価格は上昇傾向であるものの、近年の新築分譲マンションと比べると緩やかだ(福岡市の新築一戸建て住宅─平均価格・供給戸数・平均建物面積・平均土地面積の推移を参照)。

 

 

注目したいのは、福岡市の新築一戸建て住宅の平均建物面積、平均土地面積の推移をみると安定傾向といえるのに対して、供給戸数が2018年の夏頃から上昇傾向にあることだ。

 

これは新築分譲マンションの価格が高止まりの状態にあって、相対的に一戸建てのコストメリットがはっきりとしてきたからかもしれない。そして、「新築一戸建ては高い」という先入観があり、マンションを検討していた人が、新築一戸建てに乗り換えたというケースが増えてきたからではないだろうか。

 

加えて、一戸建て住宅の構造、設備ともにここ10数年で、以前とは比べものにならないほど進化している。そうしたメーカーの自助努力と市場環境の変化により、適正価格で高品質になっている一戸建てが、マンション人気の高い福岡市でも注目されてきたということだろう。

 

 

一戸建ての資産価値をマンションと比較

 

まずはマンションと一戸建てを購入費用の面から比較すると、同じ予算ならば、駅近の立地、暮らしの利便性といった条件面では一戸建てよりマンションのほうが有利なる。ただし、住み続けていくにはランニングコストもかかってくる。こちらを比較すれば一戸建てが有利になる。

 

マンションにだけかかるランニングコストとしては「管理費」や「修繕積立金」がある。自分の部屋以外の共有スペースの清掃や補修などは管理会社に外注され、その費用は住民から集めた「管理費」で支払われる。また、外壁の塗り替えやエレベーターの交換など、大規模な修繕にはまとまったコストがかかり、一気に捻出するのは大変なので、毎月積み立てていく「修繕積立金」がある。一戸建ての場合にも修繕費は必要だが、月々換算してもマンションほどの額にはならないことが多い。

 

では、実際に家を手放す時の資産価値はどうか。

 

実際の売買価格とは関係のない、あくまでも税務上の計算では、一戸建ての耐用年数は短いもので19年、長いものでも34年とされていて、これを過ぎると資産価値はゼロになる。一方のマンションは47年で、より長い時間をかけて価値が徐々に落ちていく。

 

これだけ聞くと、「マンションの方が資産価値の面では有利」と考えてしまいがちだが、一戸建ての場合、建物は20年程度で資産価値がゼロになったとしても、土地が残っている。土地には住む以外にもさまざまな利用方法があり、現実的に無価値になってしまうことは考えにくい。

 

また、実際には建物の資産価値が20年ほどでゼロになるということは少なく、修繕などが自分でできるので、適切に管理すれば、建物の価値も維持できる。

 

 

一戸建てでかなうライフスタイル

 

理想のマイホーム像が頭の中にある場合、それをかなえやすいのは一戸建てだ。特に広さの面でマンションには制限がある。床面積が100平米を超えると、とたんに物件数が少なくなるのがマンションの特徴で、仮に広い物件があったとしても、平均と比べてかなり高値に設定されている。少なくとも、「広い家が欲しい」と考えているのであれば、マンションは検討対象から外れることになる。

 

「一戸建てに住みたい理由」(右表参照)をみると、一戸建てでかなうライフスタイルがみえてくる。

 

まずは、暮らしにゆとりがあるということ。それは一戸建てに住むことで得られる生活スペースの広さだけではない。

 

庭があれば、子どもやペットを遊ばせたり、家庭菜園を楽しんだり、バーベキューができる。小さな子どもがいる家庭なら、赤ちゃんの泣き声や子どもが駆け回る足音、ピアノを練習する音などで苦情を受けるリスクを軽減できる。

 

落ち着いた住環境もそうだ。一戸建ての多くが、繁華街から少し離れた閑静な住宅街に建てられる。静かな環境で落ち着いて暮らしたい方や、子どもをのびのびと育てたい方、自然の光や風、緑を感じながら暮らしたい方には一戸建てが向いている。都心部の住宅密集地の場合、この限りではないが、敷地形状や周辺環境に合わせて、採光や通風、眺望などを考えながら設計した家であれば、希望するライフスタイルをかなえられる。

 

 

 

 

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