福岡市およびその近郊を中心に11店舗を展開する賃貸管理を主とした総合不動産会社・ハッピーハウス株式会社。地場建設不動産業界でトップをひた走るウエムラグループの総合力を生かし、設計段階から部屋づくりに携わるなど、不動産管理業の枠を超えた不動産のプロとして新たな価値を創造している。

不動産のプロとして新たな価値を創造する

 

─上村英輔社長は、今年2月にハッピーハウスの社長に就任されましたが、まず取り組んだことは。

 

上村英輔社長（以下、上村）：ウエムラグループ全体においての意識改革、職場環境の整備に注力をし、社員が「いつかはこの会社に自分の子どもたちを入社させたい」と思ってくれるような働きやすい環境づくりです。もう一つは、対外的にハッピーハウスを上村建設と並列する企業へ押し上げるべく、企業ブランディング化に取り組んでいます。

 

─新たな事業展開や今後目指していくハッピーハウスの姿はどのようなものですか。

 

上村：単に物件の管理を深掘りしていくだけの集団ではなく、不動産のプロとしてチャレンジできる分野に、積極的に取り組むことで、「管理事業の質を高め、地域から必要とされる企業」を目指していきたいです。

 

─新しくチャレンジしている分野とは。

 

上村：例えば、CRE（企業不動産）戦略のサポートです。企業にとって保有不動産の合理的な取引や管理は、重要な経営課題となっています。しかし、CRE戦略の専門部署をもつ企業が少ないのが実態で、CREに関して多くの課題を抱えている企業は少なくありません。そこに我々が培ってきたグループ全体のノウハウを生かし、経営戦略の構築につながる不動産ソリューションを提案していければと思っています。

 

─九州トップクラスである約2万8000戸の管理戸数というスケールメリットやウエムラグループの総合力は大きな強みですね。

 

上村：ウエムラグループの強みを生かすという意味では、上村建設とタッグを組み、新築マンションやリノベーション企画にも参画し、質の高い生活環境を創造しています。新築マンションでは、これまでに福岡市中央区大手門で「ラフィーネ大手門」が2019年3月に竣工しており、福岡県久留米市で「ウェスタ久留米 けやき通り」、福岡市早良区室見で「室見PJ」の２物件がプロジェクト進行中です。また今後は、新築戸建て分譲事業にも取り組む予定です。

 

 

「幸せな暮らし」のパートナーとして

 

─ハッピーハウスの管理物件は96％超という高い入居率を誇りますが、入居者や物件オーナーとの信頼づくりで気をつけていることは。

 

上村：良質なお部屋とサービスを提供することです。高度化するIoT環境への迅速な対応、オーナー様へのコンサルティングなど、時代のトレンドを戦略的に取り入れ、常に新しい不動産価値を創出することが、ご入居者様やオーナー様の信頼へとつながると信じています。

 

─今後もさらなる成長ステージへと歩を進め、質の高い生活環境を創造していくことに期待します。

 

上村：「幸せな暮らし」のパートナーとしてオーナー様・入居者様へのサービスという業務基盤を軸にさらなる方向性へと視野を広げ、お客様を取り巻く生活環境のあらゆるシーンで新しい提案ができる企業を目指したいです。

 

 

 

■ハッピーハウス株式会社 会社概要

【本社所在地】福岡市博多区住吉4丁目3番2号

【TEL】092-483-0360

【FAX】092-260-8327

【設立】1996年（平成8年）8月8日

【事業内容】

　1.宅地建物取引業

　2.不動産の貸付・管理および売買

　3.損害保険代理業

　4.生命保険代理業

　5.建築設計施工およびリフォーム工事

　6.前各号に付帯する一切の業務

https://www.happy-house.co.jp/

 

 

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