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HOME > 2019年3月号 エリア特集「大濠」

福岡市のほぼ中央、天神の西に位置する「大濠」エリア。その大部分を占める総面積約39万8000平方メートルの大濠公園は、約22万6000平方メートルの池を有し、全国有数の水景公園として知られている。また、大濠公園の西側、大濠1丁目、2丁目は福岡で屈指の高級住宅街で、天神へも徒歩&自転車で通勤圏内と暮らしをしなやかに楽しめる、人々の憧れの地となっている。

自然と都市機能が融合した福岡屈指の邸宅地

 

福岡市の中心・天神から徒歩でも30分足らずの位置にある「大濠」エリア。大濠公園がその大部分を占め、福岡市民の憩いの場となっている。また、周辺は良好な住環境の住宅街として知られ、福岡市の中でも価格帯が高価なマンションが多数点在し、特に大濠公園の西側の大濠1丁目、2丁目は福岡有数の高級住宅街となっている。

 

大濠エリア周辺には、大濠公園をはじめ、舞鶴公園(福岡城跡)や福岡縣護国神社などの緑や文化施設が多いことが特徴で、大濠の住宅地にはアメリカ領事館があり警官が24時間で巡回警備をしているため、必然的に治安もよく、福岡市民の憧れの地となっている。

 

その昔、大濠公園周辺は草ヶ江と呼ばれる博多湾の大きな入江だった。福岡初代藩主の黒田長政が約7年の歳月を掛け福岡城を築城した際に、この入江の一部を埋め、荒津山(今の西公園)の麓に福岡港を築き、南の入江は福岡城の外濠(大堀)として城の護りとした。その後、福岡県が中国の西湖に模して造園を着工し、昭和4年に開園したのが現在の大濠公園だ。

 

池の周囲には約2キロメートルの周遊道が整備され、野鳥の森、児童遊園、福岡市美術館、能楽堂、日本庭園、そして4つの橋で結ばれた中の島や浮見堂、ボートハウスなどがある。

 

市民の憩いの場として広く親しまれ、サイクリングやジョギングをする人も多く見られ、春には近隣の舞鶴公園や西公園とともに、花見の名所にもなっている。

 

 

福岡市美術館が

リニューアルオープン

 

リニューアル工事にともない2016年9月から約2年半休館していた福岡市美術館が、2019年3月21日にリニューアルオープンした。

 

1979年の開館以来、福岡市の文化芸術振興と、社会教育の拠点施設として、収集・保存展示、調査研究などの基本的活動を継続し、あらゆる面で西日本を代表する美術館のひとつとして内外から高く評価されている一方で、施設・設備の老朽化により、近年の学校利用の増加や施設のユニバーサル化への要求などに対して、十分に応えられない状況にあった。こうした課題を解決し、美術館としての基本機能の回復と施設としての魅力向上を図り、文化芸術振興拠点、集客交流拠点としての使命を果たすため、「つなぐ、ひろがる美術館」を目指し、総工費約55億円をかけてリニューアルされた。

 

今回のリニューアルでは、ル・コルビュジエの弟子であり日本を代表する建築家・前川國男の建築意匠を継承し、建物自体を福岡市民の共有の財産として改修されている。印象的なタイルなど、建築素材の形や色彩は継承しながら、時代に即した機能や来館者が快適に過ごせる空間づくりに配慮し、動線やトイレがユニバーサル化されている。

 

コレクション展示室や特別展などを開催する特別展示室、市民活用の場となるギャラリーも国内最高水準の展示環境を実現。気軽に訪れられる工夫として、エントランスはこれまでの南口と北口に加え、大濠公園側に大きく開けた新アプローチが設けられている。

 

 

1階には大濠公園の緑と水面が一望できるカフェが新設され、リニューアルされた2階のレストランとともにニューオータニ九州が運営を行うとあってグルメも楽しめる美術館になりそうだ。

 

2019年3月21日(木・祝)〜5月26日(日)には、福岡市美術館リニューアルオープン記念展「これがわたしたちのコレクション+インカ・ショニバレCBE:Flower Power」が開催される。コレクション展と企画展という美術館の展覧会活動の両輪をひとつの展覧会として打ち出したもので、リニューアルにより生まれ変わった美術館展示室すべてを用いて、今後の活動のあり方を示す展示であり、開館以来、最大規模のコレクション展示となる。

 

 

鴻臚館跡展示館

 

大濠公園に隣接する舞鶴公園内にある鴻臚館跡展示館はぜひ訪れてほしい歴史スポットだ。鴻臚館は、古代に外国からの来客を滞在させ、接待する迎賓館として、京都の平安京、大坂の難波、福岡の3か所に設けられた施設で、現在、その場所が特定されているのは福岡の鴻臚館だけで、その前身は日本書紀の中に書かれた筑紫館だと考えられている。その時代を含め鴻臚館は、7世紀後半から11世紀前半までの約400年間、大陸との対外交渉の窓口として、また、文化交流の窓口として重要な役割を担っていた。

 

平和台球場外野席改修の際、遺構の残存が発見され、翌年から発掘調査が始まると、鴻臚館跡からは、中国産の陶磁器や朝鮮半島産の陶器、さらには西アジア系のイスラム陶器やペルシャ系のガラス容器など、国際色豊かな遺物が多数出土している。鴻臚館跡展示館では出土品の展示のほか、発掘された遺跡の上に覆屋を建て、礎石などの遺構を発見時のままの姿で公開している。

 

 

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