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HOME > 2018年5月号 エリア特集「高宮」

福岡市南区の北部、中央区との区境にある「高宮」は、天神まで各駅停車で3駅と都心から近く、買い物や飲食の利便性が高いことや評判のよい学校区であること、筑紫丘高校や都築学園グループの高校や大学があることで文教地区としての性格を持ち、人気の居住エリアとなっている。

西鉄天神大牟田線「高宮」駅を中心として、南区内の高宮・大楠・玉川町・清水・市崎・多賀・野間付近に広がる住商地域「高宮エリア」。西鉄「高宮」駅からの都心へのアクセスはもちろん、「高宮通り」「大池通り」といった主要な西鉄バス路線があることから、天神や博多駅などの都心方面を中心として、南区や城南区などの住宅地方面への交通利便性にも優れている。

 

また、高宮駅付近や高宮通り(福岡県道31号福岡筑紫野線)沿いには高層マンションが多く立ち並び、スーパーや飲食店、雑貨店、小規模オフィスなどがあり、生活利便施設が充実。さらには、人気の学校区であることや、筑紫丘高校、都築学園グループの高校や大学もあるため、文教地区としての性格も持っている。

 

高宮が人気の居住エリアになっているのは、これらの交通利便性・生活利便性・教育環境が高いバランスにあるからだ。

 

高宮駅の東側の大楠や玉川町はほとんど坂のない平坦な地形であるのに対し、西側の高宮、多賀、野間は小さな丘陵地帯になっていて、駅から離れて西に行くほど徐々に高度が上がり、緑地や寺社や公園が多く見られる。高宮の丘陵部の上には高宮浄水場があるが、この丘陵部には、高宮の地名の由来となった「高宮八幡宮」がある。

 

高宮八幡宮の御祭神は、玉依姫命、応神天皇、神功皇后の三方で、天智天皇(西暦655~661)が磐瀬の宮(高宮駅東方に地名が残る)に行幸されたおり、祀られたといわれている。

 

高宮の新たな魅力となりそうなのが、市⺠に親しまれる公園として、また、観光資源として来街者も⽇本⽂化が体験できるもてなしや交流の場として整備される予定の「高宮南緑地」だ。

 

高宮通りを西鉄「高宮」駅から野間四ツ角へ向けて歩き、大池通りの手前で丘陵地帯に向かって進むと鬱蒼とした森がある。現在は立ち入り禁止となっているが、緑地内には近代の炭鉱業隆盛期に麻生、安川と並び「筑豊御三家」と呼ばれた炭鉱王・貝島太助の弟・嘉蔵(かぞう)の旧宅「旧高宮貝島邸」が現存している。約1.9ヘクタールの敷地には、1915(大正4)年に直方市に建てられ、1927(昭和2)年に移築されてきた母屋や茶室、衣装蔵の3棟(建築面積:計約670平方メートル)がある。

 

福岡市では、築約100年の大規模木造建築として、また、大正~昭和初期の炭鉱家の隆盛をしのぶ文化遺産として整備・管理運営する方針で、現在、事業者公募を開始している。

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