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HOME > 2018年5月号 エリア特集「別府」

別府橋通り(国道202号)沿いにある福岡市城南区別府は、樋井川を挟んで中央区六本松と隣接しており、かつて文教区として栄えた六本松とともに住宅地として発展してきた歴史がある。六本松で九大六本松キャンパス跡地の再開発(青陵の街・六本松)が進むなか、生まれ変わる先進のまちを満喫できる住宅地として再び注目されている。

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東経リビング

Tokei Living

「東経リビング」は、福岡地区と鹿児島地区で発刊する取材記事と不動産情報を中心とした「大人のプレミアムマガジン」です。

●取材記事は富裕層消費動向調査をもとに、ハイクラスの皆様に役立つ情報を厳選

●不動産情報は、新築分譲マンションの最上階、角住戸などいわゆるプレミアム住戸や事業用地、投資物件などを中心に紹介

 

■発刊…毎月初旬

    ※鹿児島版は隔月発刊

■サイズ…A4(フルカラー)

■発行部数…福岡版/2.7万部

      鹿児島版/2万部

■広告掲載・取材に関するお問い合わせ先

(発行元)東京経済株式会社 福岡支社 出版事業部

TEL 092(285)0605

四通八達

 

多くの利便施設が並ぶ別府橋通り(国道202号)沿いにあり、樋井川を挟んで中央区六本松と隣接する福岡市城南区別府。このエリアは都心との程よい距離感にありながら、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、医療施設や公共施設などの暮らしに必要な施設が充実し、利便性と快適性を両立する住環境がある。

 

都心へのアクセスは、地下鉄七隈線「天神南」駅まで「別府」駅から約9分と通勤はもちろんショッピングも快適で、地下鉄延伸工事が完了(2022年度予定)すれば、博多駅までダイレクトにアクセスできるようになる。

 

別府の発展の歴史は、かつて文教区として栄えた隣接する六本松と共にある。それを知ることができる場所が、別府1丁目9-39にある「別府天満宮」だ。

 

鳥飼神社の古文書によれば、鳥飼八幡宮の摂末社で、菅原道真公とともに埴安神を祀っていて、大昔から「天神の森」と呼ばれ、清浄な神域として住民に崇め親しまれた場所だという。福岡市の保存樹に指定されている大樹が6本あり、児童広場になっていて、5月5日の「こどもの日」には、鳥飼八幡宮の宮司を招いて、子供の健康と安全を祈願する神事が行なわれている。

 

境内には、「四通八達の碑」が建っている。かつて別府1丁目の別府団地入口の角に建っていたのを移したもので、1920(大正9)年にこの付近(旧鳥飼村字別府)の道路改修工事が行われ、その竣工を記念したものだ。

 

この碑には、「別府の地は鳥飼の一部にして福岡市外の僻地にある。大正8年に鳥飼邨(むら)を福岡市に編入し、高等学校(九州大学教養部)が(六本松に)新設され、ようやくこの地が発展する兆しがみえてきた。ところがここの道路は東西に走る幹線(現国道202号)があるのみで、他の道はみな細く、しかも高低・屈曲して交通の便が悪い。里人は之を良しとせず、有志で相談して耕地を整理し、南北に通ずる新道を開墾し、この地を発展させようとした」といったことが刻まれている。

 

また、碑文の冒頭には、「世運の進否は一に交通の利不利にあり。故に一郷の繁栄を期せんと欲せば道路の四通八達を以て要とす」とある。

 

現在では、住宅地が広がり、地下鉄も通る別府。碑に刻まれた「これからの発展を願う」という人々の想いが、今につながっている。

 

 

六本松に新たなにぎわい

 

九大六本松キャンパス跡地で進行中の再開発(青陵の街・六本松)で、新たなにぎわいが生まれている。1921(大正10)年に旧制福岡高等学校が創立し、1949(昭和24)年の新制九州大学発足時に統合され、九州大学の一部となった九州大学六本松キャンパス。長らく学生の街として、周辺エリアも含めて地域の発展に寄与してきたが、2009年に伊都キャンパスに移転したことで、再開発が進められてきた。

 

 

この地下鉄「六本松」駅に直結した約6.5ヘクタールのまちづくりでは、コンセプトを「人がいきいきと交流し理性を育む、四季を感じる、賑わいと良心がふれあうまち」としており、南側ゾーンには、九州大学に代わる地域の新たな要として裁判所、検察庁等、弁護士会館といった司法機関が集積され、司法と一体となったまちづくりが進められている。建設中の「福岡高地家簡裁庁舎」には、福岡高裁・地裁・家裁・簡裁が入居し、福岡市内の4裁判所がひとつの庁舎内に集約される計画で、4裁判所が集約されるのは国内初だ。建設中の庁舎は地上12階地下2階建てで、2018年7月竣工予定となっている。

 

東街区では、人気のスーパー「ボンラパス」や九州最大規模となる「蔦屋書店」、医療施設などが入居する複合施設「六本松421」が2017年9月26日に開業している。そして、2016年3月に閉館した「福岡市立少年科学文化会館」が同施設内に移転し2017年10月1日に開館した「福岡市科学館」では、オープン当初に六本松周辺が大渋滞するほどのにぎわいをみせた。2017年春に先行オープンした西街区のマンション複合施設でも、グルメショップが人気で昼時には行列ができている店もあり、この新しいまちの活気を感じることができる。

 

また、街並みを彩る並木道や市民の憩いの場となる公園も着々と整備されており、かつての九州大学の初等教育の場は福岡都市圏のグリーンベルトの一部として人々が集い、寛ぐことができる緑豊かな景観のまちへと生まれ変わっていく。

 

この先進のまちを満喫できる別府に改めて注目したい。

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