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HOME > 掲載記事(鹿児島) > 2018年1月号 鹿児島歴史探訪─NHK大河ドラマ「西郷どん」いよいよスタート

明治維新150年となる2018年。1月7日にはNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の放送がいよいよ始まり、「篤姫」以来10年ぶりの鹿児島を舞台にした大河ドラマに、観光客を呼び込み、大きな経済波及効果をもたらすことが期待されている。今回の鹿児島歴史探訪は、西郷隆盛をはじめ、維新期に近代日本のリーダーとなる人物を多く輩出したの薩摩藩独自の教育システム「郷中(ごじゅう)教育」を紹介する。

「西郷どん」放送開始、大河ドラマ館もオープン

 

待望の2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の放送が始まり、2018年1月13日(土)には、鹿児島市加治屋町の市立病院跡地に新しい観光スポット・観光拠点となるることが期待される「西郷どん 大河ドラマ館」がオープンした。

 

過去の鹿児島にゆかりある大河ドラマは観光客を呼び込み、大きな経済波及効果をもたらしており、九州経済研究所によれば、2008年の「篤姫」では262億円と試算。今回の「西郷どん」では、日銀鹿児島支店が2018年を中心とする約1年で約307億円になるとの試算を発表している。

 

鹿児島市では2012年より、「明治維新150年カウントダウン事業」として、明治維新までの激動の時代を歩んできた薩摩藩の足跡を振り返るイベントなど、さまざまな取り組みを実施してきた。明治維新150年と重なる相乗効果への期待はもちろん、鹿児島の人々がこれまでに培ってきた観光客を受け入れる態勢や施設整備、サービス、積極的な情報発信といったソフト面での観光資源がどれだけ生かされるかにも注目したい。

 

大河ドラマ「西郷どん」は、林真理子さん原作、中園ミホさん脚本で、「男にも女にも日本史上最もモテた男」「時代が求める愛すべきヒーローの生涯」に女の視点で切り込み、鈴木亮平さん演じる西郷隆盛は、「勇気と実行力で時代を切り開く、愛に溢れたリーダー」として描かれる。

 

西郷を取り巻く登場人物がどのように描かれるかも楽しみだ。ドラマでのキャラクターやエピソードをきっかけに、新たな人気を得る人物や新しい観光スポットが生まれるかもしれない。なにせこの時代の薩摩藩からは、西郷をはじめ、維新期に近代日本のリーダーとなる偉人が多数輩出されているからだ。

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薩摩藩独自の教育システム「郷中教育」とは

 

歴史小説家の司馬遼太郎は、「いわば、明治維新から日露戦争までを、一町内でやったようなものである」と述べている。それは明治維新から日露戦争までの期間に活躍した政治家、軍人など明治政府の中枢の多くを加治屋町出身者が占めているからだ。

 

鹿児島城下では、城下士の居住地がいくつかの地域に分けられ、郷中や方限などと呼んでいた。薩摩藩には、幕末期に33の郷中があり、中でも加治屋町は、高麗・上之園・上荒田の三方限と並んで、幕末から明治にかけて多くの逸材を生み出したが、その理由は当時の郷中教育にあったと言われている。

 

郷中教育とは、薩摩藩の独特な青少年教育システムであり、地域(方限)ごとに自発的に実践された集団教育だ。「教師なき教育」が特徴で、年齢別に4つのグループ(6─10歳の「小稚児(こちご)」、11─15歳の「長稚児(おせちご)」、15─25歳の「二才(にせ)」、妻帯した先輩の「長老(おせ)」)に分けられ、年齢の違う子供同士が教え合い学び合う。

 

小稚児は長稚児に生活全般を教ええられ、 長稚児は二才に指導された。徳育・訓育・体力づくりが重んじられ、剣術には厳しく、二才たちは稚児に稽古をつけた後、さらに自分たちの稽古をした。四書五経なども教えたが、特に重視されたのが「詮議」だった。今でいうケーススタディで、起こり得るけれど簡単には答えが出ないような状況を仮想して、その解決策を皆で議論し、考える訓練だ。

 

幕末に日本中に広まっていたテキストベースの「藩校」とは違う教育システムであり、各郷中からはリーダー(二才頭)が選出され、生活の一切を監督し、責任を負っていた。若き日の西郷隆盛は下加治屋町郷中の二才頭を務め、その声望は早くから藩全体に及んでいた。

 

鹿児島市加治屋町・甲突川の左岸緑地(南洲橋~高麗橋)の「歴史ロード〝維新ふるさとの道〟」は、郷中教育の基本精神となった「島津日新公いろは歌」を紹介する広場や江戸時代後期の加治屋町の武家屋敷が再現されているので、歴史を感じながら気軽に散策できる。「西郷どん 大河ドラマ館」からも近いので、「維新ふるさとの道」とその中にある「維新ふるさと館」も合わせて半日ほどかけて、じっくりと巡ってみるのもいいだろう。

 

今月の読者プレゼントでは、大河ドラマ館のチケットを提供いただいているので、ぜひ、ご応募ください。

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