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HOME > 掲載記事(鹿児島)> 2017年11月号 中央町19・20番街区市街地再開発

鹿児島中央駅東口前から始まる「一番街商店街」は、昔ながらの人情あふれる商店街だ。10月初旬、取材のために訪れていたら、学校帰りの学生から「ここも閉まるの? やめてー」との声が聞こえてきた。お気に入りの店の閉店を知らせる張り紙を見つけたのだ。

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月刊東経リビング

Tokei Living

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●取材記事は富裕層消費動向調査をもとに、ハイクラスの皆様に役立つ情報を厳選

●不動産情報は、新築分譲マンションの最上階、角住戸などいわゆるプレミアム住戸や事業用地、投資物件などを中心に紹介

 

■発刊…毎月初旬

    ※鹿児島版は隔月発刊

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■発行部数…福岡版/2万部

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一番街商店街の表玄関に位置する中央町19・20番街区では、商店街のアーケード部分をトンネル状に生かしたまま、上階部分で一体化する構造の複合ビルによる再開発がいよいよ始まる。再開発の目的は、鹿児島の陸の玄関にふさわしい都市景観の形成や、にぎわいとゆとりある都市空間の創出などにより、鹿児島中央駅周辺ひいては中心市街地全体の活性化を図ることだ。

 

再開発ビルは、住宅、ホール施設、商業・業務施設、駐車場などで構成され、地下1階、地上24階。約100メートルの高さがあり、アミュプラザ鹿児島の観覧車「アミュラン」の最大高91メートルも超え、鹿児島県で一番の高さを誇るビルになる。

 

延べ面積は約47,000㎡、総事業費は約222億円。アミュプラザ鹿児島プレミアム館から再開発ビル内2階通路を経由し、南国センタービル前の歩道までがペデストリアンデッキで接続される。また、鹿児島中央駅広場横2号線は、電車通りへ出る車線が現行の4車線から5車線へ増設される。

 

特定業務代行者は南国殖産を代表に、三菱地所レジデンス、大京、穴吹工務店、三菱地所設計、東条設計、竹中工務店で構成され、2017年11月に解体工事に着手、2018年3月に本体着工し、2020年10月の完成を目指している。

 

一番街商店街(右写真)の歴史を振り返ると、鹿児島中央駅(当時は西鹿児島駅)周辺一面が焼け野原になっていた終戦直後まで遡ることになる。

 

西鹿児島駅を中心として生活必需品の闇市が形成され、地方・郡部より物資が持ち込まれ、やがて露天商が並ふようになると、自然発生的に朝市が形成された。一時は鹿児島県下一の盛況を極め、市内はもとより郡部からの買物客で混雑し、西駅朝市としてにぎわい、一番街商店街の前身「朝市通り」となった。

 

1957(昭和32)年には、朝市連合会が発足。1960(昭和35)年までには、現在の1丁目・2丁目・3丁目の商店街が形成され、延長80メートルの1丁目アーケードが完成している。

 

その後、アーケードは延長、リニューアルされながら、406メートルまで延長し、現在は鹿児島中央駅に九州新幹線も開通し、一番街アーケード内にはアエールプラザ、アエールタワーも誕生。鹿児島の人にふれ、街にふれ、文化にふれ、今も受け継がれる大事なことを再発見できる商店街として地域に愛されている。

 

再開発後の鹿児島中央駅東口の超高層ビルと商店街という組み合わせが、鹿児島の陸の玄関口として、また地域に愛され続けるエリアとして、中心市街地全体の活性化を担うことに期待したい。

別冊 東経リビング

三菱地所リアルエステートサービスの不動産の価値最大化・最適活用とは

(2017年2月28日発刊)

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■発刊…毎月初旬※鹿児島版は隔月発刊 ■サイズ…A4(フルカラー) ■発行部数…福岡版/3万部、鹿児島版/2万部

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