HOME > 2016年9月号 ビジネス最前線 リーフラス
スポーツを通じて
「日本の心」を子どもたちに伝える
会員数4万2615人(2015年)と日本一の子ども向けスポーツ教室となっているリーフラス㈱。伊藤社長は、「子どもたちが心の底から楽しく取り組めることが一番大切。一人ひとりの子どもたちに合ったスポーツ環境を提供したい。スポーツは本来楽しむもの。他のスポーツ団体は勝つことが目的で技術を高めてうまくしていくのが一番の目的だが、我々は試合に勝つことよりも『人間力』。スポーツを通じて子どもたちに人間的な力をつけていく方が上位にくる」と語る。
全国に事業所を配し、九州では宮崎・沖縄を除く各県に事業所を置いている。スクール種目は、サッカー、野球、バスケットボール、テニス、空手、陸上競技、剣道、バレーボールと多岐にわたり、部活動支援、プロスポーツ選手・アスリートのセカンドキャリア支援、障害者スポーツ支援などを事業とし、会員数を順調に増やし続けている。
同社が伸び続けている要因は、まず伊藤社長の目指す「スポーツを通じて『日本の心』を子どもたちに伝える」ということが浸透し、親が共感していることに尽きる。
日本のスポーツ教育に風穴を明ける
スポーツ教室は平日に週1回。他のスポーツクラブ、スポーツ少年団と違うのは、必ずしも勝利を前提としていないことだ。スポーツを通じ、子どもたちが生きる力が得られ、スポーツを楽しむことが目標で、勝負にこだわらず、スポーツを通じて人間性や人間力を高めることを大事としている。
日本の小学校では、年齢に見合わない野球の投球を何百球もさせ、肘を壊し、最終的には自信を失わせてしまう。中学・高校の部活では、専門知識を持たない顧問、上級生らによる「しごき」といわれる体罰が横行、本来は純粋にスポーツを楽しむという目的から外れ、ただ勝つための、指導者のエゴのための、理不尽なしごきが常時行われてきた。
伊藤社長自身も中学校時代、野球部に在籍していたが、ミスをすればバットで尻を叩かれたり、グラウンドを何周走れと言われたりなど、顧問や上級生からのしごき、暴言を用いた指導によって、本来の楽しむべきスポーツから、「やらされている練習」「理不尽なしごき」で、野球の楽しさが分からなくなったという。こうした経験を基に、指導者の問題、スポーツ界に蔓延している「スポーツ根性主義」を解決するために同社は立ち上げられた。暴力・暴言・しごきをなくすため伊藤社長は常々こう言っている。
「褒めて、認めて、励まし、勇気付ける指導力を育成し、子どもたちに最適なスポーツの環境を創出していきたい」
また同社では、日本で初めて「スポーツ指導員」という職業を正社員雇用で誕生させている。約600人のコーチ全員を正社員として終身雇用しているのだ。コーチ全員が会員募集から予算管理までスクール全般を任されており、経営者の視点でスクールを運営。様々な目線で子どもたちの環境をより良くするにはどうしたらいいかを考えて動く。また、スポーツの正しい指導だけではなく、「人間力」を育てる教育者としての側面も併せて持つ。子どもたちに第一に教えているのが「あいさつ」というのもうなずける話である。
他社では、正規の社員でないことが多く、離職の問題により指導員が度々変わることが多いが、同社では離職率も非常に低いという。スポーツ指導員の中には、引退した一流のスポーツ選手も在籍している。伊藤社長は、「日本スポーツの変革、子ども教育をスポーツで変えることを使命として、日本の将来を支えていきたい」と力強く語る。
媒体概要
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