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【天神4丁目エリア特集】

福岡と博多をつなぐ「西中島橋」

 

福岡市中央区の昭和通り、天神一丁目・四丁目と中洲五丁目・中洲中島をつなぐ西中島橋(上写真)は、福岡と博多を結ぶ橋だ。

 

中世以来の交易都市「博多」と黒田家お連れ衆の武士や町人が移り住んだ新興都市「福岡」は慶長12(1607)年、福岡藩初代藩主・黒田長政による福岡城築城によって、双子都市としての歴史を歩み始めた。

 

長政は中洲の東西に2つの中島橋を架け、博多と福岡を結び、西中島橋の福岡側たもとには「桝形門」と呼ばれる堅固な門が設けられた。侵入してきた敵を阻止する軍事的防衛の機能を持ち、高さ10メートルの石垣と楼門でつくられたその門では、通行人も検問されるなど、博多と福岡の交流は厳しく制限されていた。

 

明治以後、廃藩置県となり、無用の長物となっていた桝形門は、博多と福岡の融和の妨げとなっていたことから、明治21(1888)年に山中立木福岡区長(後の初代福岡市長)が全面撤去を決断。翌年に全ての石垣は壊された。

 

現在の西中島橋は、2003年に新設されたもの。専門家と住民参加の委員会によってデザインが検討され、城壁を連想させる斜めの白御影石と、川面に映る美しいあかりを楽しめるように配慮した縦格子状の鋳物によって構成され、シンプルな照明と歴史を封じ込めたような歩道など、隅々まで工夫が凝らされている。

 

西中島橋は、現在も福岡と博多をつなぐ重要な幹線橋としての役割を果たし、福岡市の象徴的な橋のひとつとなっている。

 

 

須崎公園内に新市民会館の整備計画

 

天神四丁目の北側、大きな噴水塔がシンボルとなっている須崎公園(天神5丁目)内に新市民会館が整備される。老朽化により建て替えが決まっている福岡市民会館の後継施設で、民間資金を活用するPFI方式によって建設される予定で、福岡市は3月に建設を予定している文化施設の基本計画案を公表した。

 

新たに建設する施設は県立美術館の南側で、現在の市民会館に比べ、都心の天神エリアにより近い立地となり、大ホール(約2000席)、中ホール(約800席)のほか、小規模な交流ホールなども整備される。施設の規模は延べ床面積1万9600平方メートルで、本体建設費は約160億円、全体事業費は約200億円を見込んでおり、2023年度の開館を予定している。

 

県立美術館の北側にある現市民会館は1963年に開館。1770席の大ホールを有しており、長らく文化・芸術活動の拠点となっていた。跡地は川沿いの立地を生かし、親水公園として整備される予定となっている。

 

須崎公園は桜、ツツジ、キョウチクトウ、デイゴなど、季節ごとの花木も楽しむことができ、昼になると、弁当を持った人たちが噴水を眺めながらのんびりとくつろぐ憩いの場となっているが、今後、新しい都心の文化振興拠点として、さらに魅力が増すことになるだろう。

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