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会社概要

新たな扉を開いた老舗4代目

ジュネーブに本社を置くウォッチ＆ジュエリーブランド「VAN DER BAUWEDE（ヴァン デル ボーヴェデ）」は、1890年にベルギーのブルージュで創業された老舗ブランドです。

教会の複雑クロックの製造や修復からスタートし、2代目は懐中時計製造、3代目はジュエリーや宝石を好み、オリジナルのダイヤモンドシェイプ「ＶＤＢカット」を生み出しました。そして、4代目にあたる現当主・マルクサンス氏が展開しているのが、プレシャスストーン（貴石）をふんだんに使ったジュエリーウォッチと、幅広いデザインのジュエリーコレクションです。

2001年にはスイス・フルリエに時計・宝飾ともにデザインからＣＮＣを使った部品の製造、そして完成品組み立てまでの工程を社内で行う能力を備えた時計工房を設立。現在、総勢20名弱という小規模を保ちながら、独自の世界を展開しています。

特徴は、従来の腕時計とは一線を画す大胆なデザインです。基本的にファインストーンで装飾が施され、一言で言えば、「超個性的」。一度見たらしっかりと脳裏に刻み込まれるデザインで、男性が普段使いにするには少し勇気が必要かもしれません。

ただ、そこには新興ブランドとはひと味違った気品があります。それは、文字盤の微細な細工、ベゼルの局面に石をセッティングする高度な技術など、家族代々受け継がれた伝統や技術、選び抜かれた素材、分かる人には分かる細部へのこだわりがあるからです。

ヴァン デル ボーヴェデのジュエリーウォッチは、その希少性も手伝って、まるで自分だけのためにデザインされた特別な時計であるようです。

レジェンドライダー

そんなヴァン デル ボーヴェデから、男性に向けたコレクションとして2012年に誕生したのが「レジェンドライダー」です。

1940年代半ばに創設されたアメリカのバイカーチームからの依頼でつくられたもので、ユニークなケースのフォルムや文字盤のデザインは、ハーレーダビッドソンのガソリンタンクやメーターから着想を得たといいます。

パワフルでありながら繊細さを併せ持ったデザインは、ヴァン デル ボーヴェデの個性が十二分に発揮され、新たな魅力を感じさせてくれます。