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【大橋エリア特集】

福岡南部の副都心

商業地区と文教地区からなる「生活のまち」

●南部の副都心へと変貌した「大橋」

 

閑静な戸建て住宅や大規模な団地が広がる福岡市南区。なかでも大橋エリアは、西鉄大牟田線沿線に公共施設や文教施設などが充実した福岡市南部の副都心で、人気の居住エリアとなっています。

 

福岡市南区は昭和47(1972)年、政令指定都市「福岡市」の発足と同時に誕生しました。昭和25(1950)年ごろまでは農地や山林が広がり、集落が点在していましたが、その後の経済成長に伴って人口が増加、住宅地として急速に発展します。福岡市南部の副都心としての機能強化と整備を目的に、西鉄大橋駅周辺の再開発が行われると、塩原・井尻の住民が移り住み、商店などが移転。再開発を機に、大橋エリアは公共公益施設や商業施設が集約され、より利便性が増し、現在の商業地区と文教地区からなる「生活のまち」となったのです。

 

大橋周辺には、福岡市となるまでに再編を繰り返した経緯があります。明治22(1889)年の町村制では、老司・野多目・和田・三宅・塩原・清水の6カ村合併で「三宅村」へ。後に「筑紫郡」となり、昭和8(1933)年に福岡市と合併。大字三宅・塩原としてその名を残します。

 

当時、この一帯は純農村で、住民は農作物を育てながら味噌や醤油をつくっていて、農耕馬での草競馬を娯楽としていたそうです。また、子どもたちの遊び場になっていたのが、「井堰」と呼ばれる那珂川の用水路でした。高宮〜井尻間の旧道と、老司井堰から用水路大溝(現在の老司川)が交差する場所には当時、「大庭大橋」があり、この橋が「大橋」の名前の由来になったそうです。

 

西鉄大牟田線の前身となる九州鉄道が開通し、大橋駅が完成したのが、大正13(1924)年、。塩原〜老司間の県道(旧道神崎線)に新道がつくられ、この頃から街は少しずつ様変わりしていきます。戦後の大橋は、天神に近いその交通利便性から、人口や商店街が増加。街は再編を繰り返しながら更なる変貌をとげます。

 

しかし、街の発展において問題視されたのが、土地の基盤が農地であることから、道が狭く入り組んでいることや、開発が急速に進むなか日常生活にかかわる道路や下水道、その他の公共施設の整備が遅れていること、那珂川の氾濫で街が浸水することが多く、水害の常襲地帯となっていたことでした。

 

大橋の様子が一変するのが、昭和47(1972)年から着手された塩原地区土地区画整理事業からです。それまでの問題を改善するため、西鉄大橋駅のターミナル化や幹線道路の整備、商店街の移転など数々の計画が実現されました。

 

また、福岡市が政令指定都市になり区制が施行されたことにともない、南区役所を設置。これとあいまって保健所、警察署、市民センターその他の行政文化機能を集積するとともに、同時に施行された連続立体交差事業による西鉄大橋駅の移転高架化と商業地の整備が行われました。

 

西鉄大橋駅西口広場に大きな楠(右写真)がありますが、これは再開発に伴い、この地区の氏神「地緑神社」のご神木と親しまれていた楠を「今後も記念樹として大切に育てよう」という氏子の総意で、大掛かりな移植が行われたものです。この楠の周りには、地域の人々が協力して草花の手入れを行っている植樹帯が設けられ、大橋駅の「緑の多い駅」という印象に一役買っています。

 

現在の西鉄大橋駅周辺は、雑居ビルやマンションが多く、ビジネスホテルやスポーツクラブ、進学塾、各種飲食店などがそろい副都心らしい佇まいです。一方、消えつつある昔ながらの八百屋さんなどが元気に残っているのも印象的で、都会的な中にもどこか懐かしい空気が漂うエリアとなっています。

那珂川(横手から大橋・折立方面を撮影)

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●「生活のまち」

 

西鉄大橋駅から西鉄福岡(天神)駅までは、急行で約5分。大橋駅構内にはスーパーやドラッグストア、専門店、飲食店などが入った大橋西鉄名店街があり、夕方には会社や学校帰りの買い物客で一段と活気が増します。

 

また、大橋には西鉄大橋駅西口周辺を中心に、なみき通り商店街、東部商店街、中央商店街、西部商店街、天神前商店街と五つの商店街があるのが特色で、加盟店だけでも全体で約160店舗。その他の商店も合わせると400~500店舗にもなります。個人商店が多いこともあり、店主のセンスや好みが反映されたユニークなお店が多いのも特徴です。

 

そして、文教地区であることから、学生が多く住み、住民の約4割が単身世帯ということもあって、24時間営業(1階部分)の「グルメシティ大橋店」や、深夜1時まで営業している「ダイキョーバリュー大橋店」などのスーパーもあり、急な買い物にもとても便利な環境です。

 

大橋エリアは、特色ある大学・短期大学が立地しています。平成15(2003)年に、九州大学が九州芸術工科大学を統合して設置した「九州大学大橋キャンパス」、看護学科・放射線技術科学科・検査科学科・医療工学科の4つの専門学科を設置し、医療をつなぐスペシャリストを育成する「純真学園大学」、ファッション教育に力を入れ、ライフプランニング総合学科、被服学科、食物栄養学科、保育学科を備えた「香蘭女子短期大学」、学校法人都築第一学園が運営する「第一薬科大学」などがあります。

 

南区では、「第9次福岡市基本計画」において「大学や隣接地域との連携・交流や文化活動などが盛んで、活気あふれるまち」という目標を掲げており、これらの大学・短大の持つ情報や専門的知識を子育てや高齢者の健康など、住民のくらしの課題解決に活かせるよう、また、学生が地域コミュニティと関わりをもち、まちづくりに携わることができるようにと、学生と地域との交流を促進する取り組みも行っています。

 

また、学生等の若い人だけでなく高齢者の独居世帯も著しく、町のいたるところでバリアフリー化も進み、安全に歩けるまちになってきています。大橋は福岡南部の副都心として活気とにぎわいのある「生活のまち」なのです。

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