HOME > 黒田官兵衛
黒田如水像(福岡市博物館蔵)
朱塗合子形兜・黒糸威五枚胴具足(福岡市博物館蔵)
時は戦国時代末期。天下人、信長、秀吉、家康を感嘆せしめた男がいた。秀吉に天下を取らせた稀代の軍師として、その名を後世に伝える黒田官兵衛(後の如水)だ。
播州の小大名の家老だった官兵衛が、秀吉の天下取りの参謀として歴史の表舞台に登場するのは天正5年(1577)、秀吉が信長から中国方面攻略を一任される頃のことだ。今日に残る古文書で官兵衛の名前が初めて登場するのは秀吉直筆による来信の返答で、その中で秀吉は、「その方を我が弟小一郎同然に親密に思っている」と親愛と友好の念を表している。
官兵衛はまず、地元播磨(兵庫県南部)の小土豪を織田側に味方させた上で秀吉(織田)陣営に入るが、当初から自慢の知恵を振るった訳ではない。この当時、秀吉の側には、後に官兵衛とともに「両兵衛」「二兵衛」と称された竹中半兵衛がおり、「中途採用」の官兵衛は次席参謀として大人しくしていた。ちなみに天正6年(1578)の有岡城の戦いにおいて荒木村重の説得に失敗し、地下牢獄に幽閉、信長に寝返りを疑われ、人質の松寿丸(黒田長政)を処刑寸前で機転を利かせて匿ったのが半兵衛だ。
時は移り、天正10年(1582)。「本能寺の変」が勃発した頃には、持ち前の智力をいかんなく発揮し、数々の戦を勝利に導いていた官兵衛は、織田家随一の大軍団に成長し、秀吉陣営にあって主席参謀の地位を不動のものとしていた。そして、毛利軍との戦いの最中、京都で明智光秀による本能寺の変が起こると、秀吉に対して毛利輝元と和睦して光秀を討つように献策、中国大返しを成功させている。
官兵衛は権謀術数渦巻く戦国時代にあって、巧みな弁舌と軍略で秀吉を支えた冷徹な軍師であり、生涯50を越える合戦で一度も負けを知らなかった戦の天才である一方で、戦国乱世にあって、幾度も裏切られ、痛い目を見ても、人を裏切らない正直者だった。また、和歌や茶の湯を愛した文化人であり、敬虔なクリスチャンとして信仰を貫き、側室を持たず、ただ一人の妻と添い遂げた律儀な男でもあった。
媒体概要
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