室見川の河口近くに広がる室見・愛宕エリアは、川・海・山と豊かな自然に恵まれた風光明媚な場所だ。室見川を境に区が分れ、東側が早良区室見、西側が西区愛宕となっていて、80年代以降は地下鉄の開通に始まり、海浜地区の住宅開発、都市高速の開通とめざましい発展を遂げ、室見川の流れに都市と田園の風景がうまく溶け合う、心癒される街となっている。
背振山系を源流として博多湾に注ぐ室見川沿いには、「福岡アメニティ百選」にも選ばれた河畔公園が整備され、桜や紅葉など、四季折々の自然を楽しむことができ、周辺住民の憩いの場所となっている。
室見河畔の様々な風物詩もこのエリアの魅力だ。まずは古くから全国的に有名な福岡の春を訪れを告げるシロウオ漁。毎年2〜4月になると、博多湾からのぼってくるシロウオを狙う簗(やな)が室見川下流域に仕掛けられる。簗漁は江戸時代からの伝統があり、早春の味覚として生のシロウオを軍艦巻の寿司種にしたり、生きたままポン酢などで食べる踊り食いが有名だ。
4月には延長4・7㎞におよぶ室見川河畔公園の桜並木が川の風情と溶け合って、美しいコントラストを見せ、本格的な春の訪れを楽しませてくれる景色が、河畔いっぱいに広がる。
初夏の兆しが見え始める5月からは、潮の干潮時に河口で潮干狩りを楽しめる。都心に隣接しながらも美しい川であり続ける室見川ならではの楽しみ方であり、たくさんの家族連れで賑わう。
6月は室見川上流から中流域にかけて、ホタルが乱舞する。このエリアは「ホタルの里」として知られており、幻想的な光景が広がる。これは環境に敏感な生き物たちが暮らせる水辺が、室見河畔にはまだ多く残っているという証だ。
9月には「室見川灯明まつり」が室見川河畔緑地で開催される。5カ所の灯明スポットが設置され、河畔を灯明が彩ると、幻想的な雰囲気が辺りを包み込む。まだ、放生会ほどはメジャーではないが、少しずつ福岡の秋の風物詩として認知され始めているイベントで、このエリアの新たな魅力になりそうだ。
「子どもたちの思い出に残るイベントを。子どもたちの心に故郷を残してあげたい」との思いから、有田校区まちづくり実行委員会が発案した「室見川灯明まつり」。灯明には、小学生が将来の夢を書いている。近くの公園では焼き鳥などの屋台も開かれ、祭りの雰囲気を盛り上げている。写真は2011年の第11回室見川灯明まつりの様子。テーマは「きずな」。東日本大震災の被災地への思いを込め、約2万個の灯明の光で、絵やメッセージが描かれた。
室見川河口は潮干狩りスポットとしても有名。駐車場はないが、漁業権が設定されておらず入漁料はいらない。取材した日(6月初旬)は、平日にも関わらず多くの人で賑わっていた。
春の訪れを告げる「室見川のシロウオ漁」は有名。室見川でのシロウオを捕獲するための仕掛け=「梁(やな)」を使ったシロウオ漁は、約300年以上も前から今日まで伝えられてきた伝統的な漁だ。シロウオは、「踊り食い」のほかに、かき揚げや、柳川風など、いろんな料理で味わえる。
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